「毎月がんばって働いているのに、なぜかお金が残らない」——手取り22万円の会社員・ゆいの家計簿を、FPたくやが1項目ずつ直していく物語です。一気に全部やる必要はありません。1つ直すたびに、残るお金が増えていく様子をご覧ください。
Before:ゆいのリアルな1ヶ月家計簿
ゆい
たくやさん、今月も貯金できませんでした…。どこが悪いのか自分でもわからなくて。家計簿、見てもらえますか?
たくや
見せてくれてありがとう。じゃあ最初に言っておくね。今日は「節約をがんばる」話はしないよ。仕組みを1つずつ直すだけ。我慢は続かないからね。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 家賃 | 83,000円 |
| 食費 | 40,000円 |
| 水道光熱費 | 12,000円 |
| スマホ代(大手キャリア) | 8,500円 |
| サブスク(動画×2・音楽・アプリ) | 4,300円 |
| 保険(勧められるまま加入) | 8,000円 |
| 交際費・趣味 | 30,000円 |
| 衣服・美容 | 18,000円 |
| 日用品ほか | 8,000円 |
| 使途不明金 | 約8,000円 |
| 残り(貯金) | ほぼ0円 |
たくや
よくある家計だよ。そして直すべき場所は、実はもう決まってる。「毎月自動で出ていく固定費」から順番にいくよ。
STEP1:スマホ代を格安SIMに(−5,000円)
ゆい
スマホ代8,500円って高いんですか?周りもこのくらいだと思ってました。
たくや
同じスマホ・同じ番号のまま、格安SIMに乗り換えると月3,000円前後になる。使い心地はほとんど変わらないのに、差額は毎月ずっと続く。最初の一手はこれ一択だよ。
ゆい
えっ、5,000円も下がるの?1年で6万円…!
💰 ここまでの改善:月 5,000円 ⤴
👉 乗り換えの手順:格安SIMへの乗り換え手順【初心者向け・10ステップで完了】
STEP2:サブスクを棚卸し(−2,000円)
たくや
次、サブスク4,300円。この中で「先月ちゃんと使ったもの」はどれ?
ゆい
…動画は1つしか見てないです。音楽は使ってる。アプリのやつ、何だったか思い出せません…。
たくや
思い出せないものは、なくても困らないもの。動画1つとアプリを解約して−2,000円。「また見たくなったら再契約すればいい」——サブスクはそれができるのが良いところだよ。
💰 ここまでの改善:月 7,000円 ⤴⤴
👉 見直しのチェックリスト:サブスク断捨離チェックリスト
STEP3:「勧められるまま保険」を見直す(−4,000円)
ゆい
保険は社会人になったとき、勧められて入りました。内容は…正直よくわかってないです。
たくや
独身・会社員のゆいの場合、会社の健康保険と高額療養費制度がかなり守ってくれる。今の医療保険の保障を必要な分だけに整理すると、月8,000円→4,000円程度にできるケースが多いんだ。「保険で全部に備える」のではなく「貯金で備えられる分は貯金で」が基本だよ。
💰 ここまでの改善:月 11,000円 ⤴⤴⤴
👉 「入りすぎ」チェックの3ポイント:保険の見直し方
STEP4:支払いをカードに集約して「見える化」+ポイント(+1,000円相当)
ゆい
使途不明金の8,000円が毎月どこかに消えてるのも気になります…。
たくや
現金払いが多いと、使い道が記録に残らないからね。固定費と普段の買い物を年会費無料のカードに集約して、家計簿アプリと連携すれば、支出が自動で記録される。手取り22万円の生活費なら、ポイントも月1,000円分くらい貯まる。「見える化」は使途不明金の一番の薬だよ。
💰 ここまでの改善:月 12,000円 ⤴⤴⤴⤴
👉 カード×アプリ連携のやり方:マネーフォワードMEの使い方
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STEP5:浮いた12,000円を「先取り」でNISAへ
たくや
最後が一番大事。浮いた12,000円を「余ったら貯める」にすると、経験上また消える。給料日に自動で積み立てる設定にして、最初から無かったことにする。これが「先取り」だよ。
ゆい
月12,000円を積立に回せたら…1年で14万4,000円。何もしてなかった私と大違い!
👉 先取り貯蓄×NISA自動積立の仕組み化/新NISAの始め方(初心者向け)
After:直した後の家計簿
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| スマホ代 | 8,500円 | 3,500円 |
| サブスク | 4,300円 | 2,300円 |
| 保険 | 8,000円 | 4,000円 |
| ポイント還元 | — | +約1,000円分 |
| 毎月残るお金 | ほぼ0円 | 約12,000円 → NISAで自動積立 |
たくや
我慢したものは1つもない。食費も交際費も削ってない。「固定費の仕組み」を4つ直しただけで、月12,000円が残って、自動で育ち始めた。これが家計改善の正しい順番だよ。
ゆい
全部いっぺんじゃなくて、1つずつでいいんだって思えたら気が楽になりました。まずスマホ代からやります!
まとめ:1つずつでいい。順番はこれ
- スマホ代を格安SIMに(−5,000円)
- サブスクの棚卸し(−2,000円)
- 保険の入りすぎ見直し(−4,000円)
- 支払いをカードに集約して見える化(+1,000円相当)
- 浮いたお金は先取りでNISAへ
ゆいの物語は続きます。次回は「はじめてのボーナス、どう使う?」の予定です。