投資・NISA

信託報酬とは?目安と20年後の差をわかりやすく解説【2026年版】

「信託報酬」という言葉、聞いたことはあるけどよくわからない——という方は多いです。実はこの手数料の差が、20年後の資産に数百万円の差を生みます。NISAで投資信託を選ぶ前に必ず知っておくべき知識です。

信託報酬とは?わかりやすく解説

💡 信託報酬とは(30秒で理解)

信託報酬とは、投資信託を保有している間、毎日自動的に差し引かれる「運用の管理手数料」のことです。「年率◯%」で表示され、別途支払う必要はなく、基準価額(投資信託の値段)から日々少しずつ引かれています。

信託報酬の目安(2026年の相場観)

投資信託のタイプ信託報酬の目安(年率)評価
低コストのインデックス型(eMAXIS Slim等)0.05〜0.2%程度◎ NISAの積立はここが基本
一般的なインデックス型0.2〜0.5%程度○ 同じ指数ならより安い方を
アクティブ型1.0〜2.0%程度△ 高コストに見合うかは慎重に

ゆい

「信託報酬ってよく目にするけど、結局何のお金なの?」


たくや

「投資信託を保有している間、毎日少しずつ差し引かれる「運用管理手数料」だよ。年率で表示されていて、例えば0.1%なら100万円の投資に対して年間1,000円。小さく見えるけど、長期では大きく変わってくる。」


ゆい

「毎日差し引かれてるの!?気づかないところでお金が減ってるんだね。」


たくや

「そう。しかも「支払った」という実感がないのが厄介。信託報酬が高い商品を選ぶと、確実にリターンが削られてしまう——これは避けられる損なんだ。」

信託報酬の差が20年後の資産にどう影響するか

月3万円を20年間積み立てた場合(年率5%の運用益、信託報酬を差し引いた実質リターンで比較)

信託報酬代表的な商品20年後の資産(概算)差額
0.057%(最安水準)eMAXIS Slim オルカン約1,227万円基準
0.5%一部インデックスファンド約1,179万円約48万円の損
1.0%一般的なアクティブファンド約1,120万円約107万円の損
2.0%高コストファンド約1,008万円約219万円の損

ゆい

「0.057%と2.0%で200万円以上変わるの!?同じ金額積み立てても全然違う…」


たくや

「これが「信託報酬は低いほど良い」と言われる理由だよ。0.1%以下を選ぶだけで、何もしなくても将来の資産が何十万円も変わってくる。ここは相場の不確実性の話じゃなく、確実にかかるコストの話だからね。」

信託報酬の確認方法と低コスト商品の選び方

  • 確認場所:各証券会社の商品ページ → 「目論見書」または「手数料」欄に記載
  • 目安:インデックスファンドは年0.1%以下が優良。0.05%台なら最高水準
  • 注意:信託報酬以外に「信託財産留保額」「購入時手数料」もあるが、NISAで選ぶ優良商品のほとんどは購入時手数料0円(ノーロード)

主な低コストインデックスファンドの信託報酬一覧【2026年9月時点】

商品名信託報酬(税込・年率)投資対象
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)年0.05775%以内全世界株式
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド年0.0561%全世界株式
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)年0.08140%以内米国株式(S&P500)
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド年0.077%米国株式(S&P500)
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド年0.0938%程度(実質)
※ファンド分は年0.0638%
米国株式(S&P500)
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド年0.0938%程度(実質)
※ファンド分は年0.0638%
米国株式(全米)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(除く日本)年0.09889%以内先進国株式(日本除く)
ニッセイ外国株式インデックスファンド<購入・換金手数料なし>年0.09889%以内先進国株式(日本除く)
たわらノーロード 先進国株式年0.09889%以内先進国株式(日本除く)
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)年0.143%以内国内株式(日経平均株価)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)年0.143%以内国内外の株式・債券・REIT(8資産均等)

※上記は各運用会社が公表している交付目論見書・公式サイトの数値(税込・年率、2026年9月7日確認)です。信託報酬は引き下げや改定が行われることがあります。実際に純資産総額に応じて料率が下がる仕組みのファンドもあり、SBI・Vシリーズのように投資先ETFの費用を含めた「実質的な負担」で見るべき商品もあります。購入前に必ず各運用会社の公式サイト・交付目論見書で最新の数値をご確認ください。


ゆい

「同じ『先進国株式』でも、eMAXIS Slimもニッセイもたわらも0.09889%でぴったり同じなんだ!」


たくや

「低コスト競争が進んで、同じ指数の商品は横並びになってきているんだ。ここまで来ると差はごくわずか。だから『どれが一番安いか』を探し続けるより、投資先を決めてこの表の中から1本選ぶほうが早いよ。」

こうした低コストのファンドは、取扱本数の多いネット証券なら一通りそろっています。これから口座を作る方は、信託報酬の安い商品を選べるかどうかで証券会社を比べてみてください。

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※広告を含みます。すでに口座をお持ちの方は、いま持っている証券会社で低コストの商品を探せば十分です。

信託報酬のよくある質問

Q. 信託報酬はいつ・どうやって支払うのですか?

A. 自分で支払う手続きは不要です。投資信託の基準価額から毎日自動的に差し引かれています。請求が来ないため意識しにくいですが、保有している限りずっとかかり続けるコストです。

Q. 信託報酬の目安はどれくらいですか?

A. NISAの長期積立で使うインデックス型なら年率0.05〜0.2%程度が現在の低コスト水準です。同じ指数に連動する商品なら、信託報酬が安いものを選ぶのが合理的です。

Q. 信託報酬は低ければ低いほど良いのですか?

A. 同じ種類・同じ指数の商品同士ならその通りです。ただし種類が違う商品(例:全世界株式と国内債券)をコストだけで比べるのは意味がありません。「投資先を決めてから、その中で最安を選ぶ」の順番で考えましょう。

まとめ:信託報酬は「選ぶだけでコントロールできるコスト」


たくや

「運用成果は誰にも予測できない。でも信託報酬は自分で選べる。低コストの商品を選ぶことは、運まかせにせず確実に有利になれる数少ない選択なんだ。」


ゆい

「eMAXIS Slimシリーズを選んでおけば間違いないんだね。手数料のことを知らずに高い商品を選んでたら怖かった!」

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✍️ この記事を書いた人

スマートライフナビ編集部
旧NISAから継続して積立投資中。低コストインデックスファンドで長期積立を実践しています。

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